小泉貴弘

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風も入ってこない部屋の中にいた貴弘は、汗をびっしょり掻いていた。 蒸し暑さで目を覚ました。 「うぅ、14時半か。」 貴弘は、汗でびっしょりになったTシャツを脱ぎ、出かける準備を始めた。 シャワーを浴び、水圧に目を閉じ頭から多数の雫を受け止める。 最近の小学生といったら、ませている子が多いな。 もっとこう、純粋無垢を絵に描いたような子が少ない気がする。 ボサボサの髪を乾かし、白のポロシャツにジーパンという着こなしで外へ出た。
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