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「ねぇリリア、今日は疲れたよ」
「あ、あぁそうかならお風呂にでも……って違うぞ主!我は何故一番最初に我に会いに来ないと聞きたいのだ!!!」
話をそらそうとしたのだが上手くは行かずため息をひとつ溢す
僕は開いた門をくぐり抜けて王室に入る
王室と言っても別段変わった所はなく王座がポツリと置いてあり扉から王座まで一直線に赤いカーペットが強いてある
「だって門が重いんだもん」
ただルシファーを弄り倒してたからだけど別に嘘はついていない
「そうか、この門が、この門が我と主の愛を邪魔するのか……!!!」
リリアはそう言って手に魔力を溜める
握っていた拳を開くとボファッという音と共に赤い炎が現れる
その炎はゆっくり大きくなり直径二メートル程までになる
「リリア様おやめください!!神聖な王室の門ですよ!!!」
いつの間にか復活したルシファーが門の前に立ちリリアに制止を求める
仮に魔法が放たれたら門だけでなく城全体が火事になるだろう
「煩い邪魔だ退けゴミ屑」
素早く流暢に言い放つ
目が座っていて怖い
「リリア、熱い」
僕の言葉を聞き終えた瞬間に魔法を消す、いや寧ろ言い出しのリリ辺りで消えた気がしたがこの際どうでも良い
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