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ルシファーが安心して胸を撫で下ろす
「良いですかリリア様………」「良くない黙れ怖顔」
ルシファーの言葉を遮り挙げ句の果てに怖顔と罵る
うぅっと項垂れるルシファーの表情にそそられる、自分で言うのも難だけど意外とSっ気があるらしい
かといって追撃はせずにその表情だけで満足する
「ルシファー、今夜の晩御飯は特別に一品か二品くらい多く作るから落ち込まないで」
僕の言葉にルシファーは地面に手をついて床に伏していたのだが顔だけ上げて輝いた目で僕を見る
「ほほほ本当ですか?!!!」
「主!我のも増やしてくれ」
ルシファーとリリアが同時に口を開く
二人同時には話せないのでまずはルシファーの問いに答える
「嫌なら良いんだけどね」
「いえっ!!!とんでもない!クロイス様の料理が多く食べられるなんて!!!」
喜んでそんな事を言ってくれると正直照れる
とりあえずルシファーを落ち着かせ指をくわえながら僕を見つめるリリアに話す
「リリアは駄目」
「な、何故だ!」
「ルシファーは僕だけが虐めて良い訳でさっきリリアが勝手に虐めたから
寧ろ一品減らす」
「ぬ、主!」
泣きそうな顔をリリアが浮かべるとクスッと笑ってしまう
シュンとなったリリアは元々僕より背は高いのだが子供のように見えて愛らしい
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