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幸「…は?気絶?確かにかなり痛いけどオレそんなに力無…あ」
力が無いと言いかけた所で思い出す。自分がどうやって入ったか
…モブA?顔青ざめて手で押さえてますけど?場所は…まあ分かるよね
モブAはスルーで扉を見る
だが扉は無く、代わりに木の破片が辺りに散らばっていた
幸「わー…力も上がってるんだー…こいつ肉体的にも精神的にも大丈夫なのか…?」
モブBを見ながら呟く
その状態から顔を少し上げると、逃げようとするモブAがいた
モブA「やべ…」
見付かった事にかなり焦っている
でもオレは出来れば戦闘を避けたい
幸「逃げたいなら逃げれば?あんたらが何かしなければ、オレは戦う気無いし」
オレは言い終わると同時に少女の方へ歩き出す
オレの言葉を聞いた3人(残った2人気絶)はすぐに逃げていった
近付いたと同時に気付いた事がある
少女が驚いているのか目を見開いたままで止まっていたのだ
とりあえず声をかけてみる
幸「大丈夫か?」
少女は反応し無言で頷く
でもこのままでは会話が出来ない
幸「口の、取っていいか?」
頷く。というより早く取ってくれという感じ
まあ当然か
許可を貰ったので口を塞いでいるテープのような物を取る
てかこれ何?見た目ガムテープだけどくっつかない
幸「…あれ?」
取った後少女を見る。だがまだ口は塞がれたままだ
幸「え?ちょ、何で?」
さすがにこれには少女も考え込む
考えられるのは…二重にしていたか、魔法のどちらかだと思う
他の選択肢はこの世界に何があるか知らないから無い
消去法で行こう。魔法は多分無い
魔法の使用者が離れると一部を除いて必ず解けるはず
ならまだ近くにいるのか?
小屋を見渡す。そして気絶している2人を見付ける
幸「あー…これが魔法だとしてあの2人のどっちか?じゃあ小屋の外に放り出すか…」
思い付いたらすぐ行動。まずモブBじゃない方を先に移動させる
足を持ち引き摺る。これ起きないよな?
フラグ?…オレはフラグブレイカーだ!
…そういや初っぱなでフラグ建てて回収しましたね
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