魔死の森

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メ「…ヘタレ」 幸「うるせーよ!」 ヘタレで悪かったな! メ「…あれ?行かないの?」 幸「どこに?」 メ「1人じゃ危ないってさっき」 幸「…着いてこいと?」 メ「うん」 … 幸「だが断「あ、断ったら上級魔法使うからね」強制じゃねーか!」 上級ってさっきのアクアフォールだろ? 下手すると死ぬ… メ「分かったなら行くわよ」 幸「はぁ…まあいっか」 オレも1人になるのは危険だし 幸「うん…で何で着いてないのにこうなるの?」 メ「Sランクの森だから…かな?」 それは分かってる けどな 幸「アイスレックスが複数いるなんて聞いてねーぞ…」 アイスレックスを3頭発見 幸いまだ気付かれていない ただこっからどうするか… 逃げるにも音でバレるしな… メ「ごめん…」 幸「いや別にいいけど…」 メ「…そういえばユキトが使う魔法全部聞いた事無いけど何で?」 …何ですと? 幸「オレが使うのは聞いた事が無いって本当か?」 メ「嘘をついても私に得なんて無いわよ」 …打開策が思い付きました 幸「メリア、オレから絶対に離れるな。あと声も出すなよ」 オレがそう言うと一度首を傾げるがすぐに無言で頷く 幸「『暗殺者の足跡』」 足跡の読みは「そくせき」な これは足音を消す魔法である これだけなら気付かれるが… 幸「…某魔人探偵から"魔界777つ能力(どうぐ)『無気力な幻灯機(イビルブラインド)』"」 知ってる人は知っている能力を発動 後は声を出さなければいい オレはメリアの手を引きながらアイスレックスに向かっていく そして3頭に気付かれないまま通り、ある程度離れた所で『無気力な幻灯機』の能力を解く つーか効果が切れた 幸「もう声出してもいいぞ」 オレの許可が出るとメリアはすぐに質問してきた メ「何したの?」 幸「じゃあ説明しようか。まず『無気力な幻灯機』でオレ達の存在感を極限まで無くす。これは声とか足音は消せないのが欠点。『暗殺者の足跡』は足音を消す魔法で、これで『無気力な幻灯機』の欠点をカバーした。後は声を出さなければまずバレない。これを使って通ったんだ」 オレ長文乙!
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