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幸「ん?」
何だ?急に正体不明の誰かをバカにしたくなったぞ…
メ「どうしたの?」
幸「いや何でもない」
オレは質問に答えて早足で歩き出す
メ「何でいつもユキトが止まるのに置いていかれるわけ?」
知らない
幸「なら本当に置いていってや「燃やされるか溺れるかどっちがいい?」どっちも嫌です」
左手に火球を、右手に水の塊を出して聞いてきたので即答する
メ「ならそういう事を考えない方がいいわよ?」
メリアは笑顔で言い放つ
オレにはその笑顔が悪魔に見える…
幸「裏がある笑顔は逆に怖いぞ」
メ「…『アクアショット』」
幸「『漆黒の盾』。やめとけ、どうせオレには勝「"水よ、我に力を貸し敵を殲滅せ」はいストップ。上級はやめろ」
どこまで流されていくか分からん
メ「上級使えば勝てるわよ」
それだけの理由で使おうとしたのかよ…
幸「…ガキ」
メ「あんたに言われたくないわよ!」
幸「オレもお前に言われたくねーよ」
このやりとりが子供か…
メ「ならあんた何歳よ!」
幸「14」
メ「同い年だった…」
メリアが若干落ち込んだ理由は、同い年が子供=自分も子供って事だからだ
幸「自滅だな」
メ「はあ…何か食べたい…」
まあずっと食ってないしな…
幸「我慢しろ。オレも腹減ってんだから」
メ「我慢するしかないの?」
幸「オレは何も持ってない」
とにかく早く街に着きたい
てか疲れてるから寝たい
メ「なら寝る!走るわよ!」
幸「もう着いたけどどこに?」
さっき見付けた場所を指で差しながら聞く
メ「…」
幸「だから言ったろ、オレには勝てないって」
メ「負け、認めるしかないのかなぁ…」
メリアは呟きながら中に入る
オレは入らないが
メ「あれ?入らないの?」
幸「2人入るには狭いし、どっちかが見張ってないと」
見張ってなくてもオレが起きてれば大丈夫なんだが
メ「なら何で狭いって分かっててここを選んだの?」
幸「いやメリアだけでもと思って。オレはここでも平気だし起きなきゃまた何か来た時対応出来ない」
何度も言うがオレが起きてれば創った魔法で安(ry
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