魔死の森

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幸「まあ見張らなくてもオレが創った魔法使えばいいんだけど」 ただずっと続くわけじゃない メ「ならその魔法使えばいいじゃない」 幸「寝たら効果が切れる」 少しの集中も出来ないからな メ「結構欠点が大きいわね…」 オレ寝れないからな とりあえず使いますか 幸「『不可侵の領域』」 不可侵って英語で何だっけ? まあいいか 『不可侵の領域』は読んで字のごとく、発動中はまず誰も入れず、防御を上回る攻撃以外はどんな攻撃だろうと全て防ぐ防御壁である 今のオレでもSSSランク以上の強さを持っていない限り破壊されない自信がある しかも外からは中が見えないが中からは外が見える仕様だから敵からはあまり気付かれず、自分達は敵に気付ける便利な防御壁だ その分疲労するのも早いが これをオレとメリアを覆うように展開させる メ「何かあまり変わらない気がするけど…魔力は感じるから見えない防御壁?」 幸「見えないってよりオレ達から見たら透けてるんだ。一応色は薄くついてるし」 ちなみに『不可侵の領域』は闇属性の魔法として使った 本来なら存在しないけど メ「外から見るとどうなるの?」 幸「闇の魔法だから黒い防御壁としか見えない。外からは中は見えないけど中からは外が見えるんだ。夜ならまず気付かれないだろ」 正直これで気付かれるなら色々と落ち込む それにSSS以上じゃなければ耐える自信があるのにそれ以下に破壊されたらしばらく立ち直れない メ「どのくらいまでの攻撃なら耐えられるの?」 メリアは空洞の中にある葉っぱを避けながらオレに聞いてくる 多分それ避けても無くならないと思うぞ 幸「SSランクのモンスターの攻撃までなら耐える自信がある」 維持してたらオレいつ寝れるんだろうね? メ「随分強固な防御ね…でもそこまで強いと疲れるんじゃない?」 その質問は普通に考える事だと思う 幸「攻撃を防ぐ時じゃなければ疲れる事は無いな」 これは事実である ただ維持するだけなら魔力もそこまで消費する事も無い ならなぜ大きく消費するかというと相手の攻撃を防げるまで魔力で強化するから 『不可侵の領域』は攻撃を受けると魔力で強化されるようにしているが通常時は張りぼてのような物なのだ
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