親友勇者、オレ巻き添え

魔死の森

さて他には…

幸「特に異常無し、と」

防御壁の外に生命反応も無い

幸「そういやメリアの顔よく見てないな…」

他の事に気が向いてたからか

…でもこのままだと見えないよな

幸「だったら…鏡を作ればいいのか。"想像創造"」

オレだけが持っている特殊能力"想像創造"
魔界777つ能力や某先生の触手もこれで創った
名前は今思い付いたけど

鏡を想像する
すると目の前に鏡が創られていき、すぐに鏡を形成した

幸「何これ便利すぎる」

まあそれは置いといて

改めてメリアの顔を見る
見てオレが言った言葉は

幸「うん、美少女だな」

それだけだった

100人にメリアの顔を見せたら9割は絶対に美少女と答えるだろう
残った1割は多分腐に走ったか新世界に入った人だと思う

幸「…泥だらけだな、オレもメリアも。"想像創造"『大嘘憑き』。2人の汚れを無かった事に」

『大嘘憑き』を使うと服に付いた泥や草が全て消えた

やっぱ裸エプロン先輩すげぇ

ただここまで強力なのを使うと疲れてくるな…
ただでさえ維持してるのに

幸「あとはやる事無いしぼーっとしてるか…」

2時間後―――

幸「…」ﾎﾞｰ

メ「スゥ…スゥ…」

さらに2時間後―――

幸「…」ﾎﾞｰ

メ「スゥ…スゥ…」

さらに1時間後―――

幸「…」ﾎﾞｰ

メ「んー…スゥ…」

さらに1時間後―――

幸「zzz…はっ」

眠気を飛ばす為に左手で顔を叩く

幸「～～～～ッ痛ぇ…そういや腕力上がってた…」

さらに30分(合計6時間30分)後―――

幸「zzz…」

メ「んー…おは…！？きゃあああああ！」

パァン！

幸「～～ッ！？いってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！」

何！？何があった！？

メ「あ、ごめん…つい…」

幸「お前か！」