シリアスは壊す物、フラグは折る物

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幸「こいつらどうする?」 親指でオッサン達を指す ア「あー…自業自得って事で放置。あとユキトだけ着いてこい」 放置wwwwwあんたそれでもギルドマスターかwwwww …てか直也は? 幸「ん、分かった。ユウは舞…待ってろ【アルさん、直也は?】」 ア【さっき帝の会議が終わって転移で帰った】 幸【把握。てか会議があった事言ってもいいのか?】 ア【バレなきゃいいんだよ。それにお前になら言っても大丈夫だろ】 幸【まあ確かに。んじゃ切りまーす】ブツッ 返事は聞かない 念話中も移動はしていた ユウが絶対着いていくってうるさかったから無意識で『エリアロック』を使っていた 『エリアロック』は単純に空間固定で動けなくする 空間を固定するからそこらの捕縛魔法なんか比じゃないっていう アルさんに近付くと、肩に手を置かれた 幸「?」 ア「『転移』」 瞬間、少しの浮遊するような感覚がして周りの景色が変わった 『ゲート』はどこでもドアみたいに移動するから浮遊感は無いんだよね …ってか 幸「転移あるなら最初から使えよ!」 ア「いや…使うの忘れてたんだよ…」 つい溜め息を吐いた 特に意味もなく部屋を見渡す しかしあるのは依頼らしき書類が数枚散らばる机や、近くにある椅子程度しかなかった …物無さすぎね? ア「あんまり物が少なくて驚いたか?つっても正直他にあると邪魔なんだが」 なるほどな 机に近付き、紙を手に取る 幸「えーと…ワイバーン3頭の討伐?ランクは…SSSか」 どう考えても帝用じゃないよな 幸「なあ、話はこれやってからでいいか?」 言いながら手に持つ紙を見せる ア「ん?SSSの依頼か。いきなりだがお前なら大丈夫だろ」 幸「何で大丈夫って分かる?」 ア「帝の俺に勝ったから」 ああ…なるほど
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