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幸「…まあいいや」
諦めるという選択で自己解決
解決したと同時に咆哮が渓谷に響いた
「ゴアアアァァァ!!!」
幸「ワイバーンって咆哮出来たっけ?」
目の前に現れた3匹をスルーして呟く
ユ「幸人さん…無視はやめてあげましょうよ…」
幸「だが断る。てか、ユウが元の姿に戻れば戦わなくて済むだろ」
仮にも伝説の龍だし
ユ「確かに…いやでも分かりませんよ?」
なら話し合いを試みよう
幸「翻訳蒟蒻~」(某猫型ロボット声)
ユ「その声どうにかなりませんか…」
ならない
翻訳蒟蒻を3つ出しワイバーン達の口の中に(全力投球で)入れる
一度苦しんでいたが気にしない
【貴様!何をす…】
真ん中のワイバーンが蒟蒻を飲み込みきれていなかったのか途中で言葉が途切れる
幸「大丈夫か?今投げたのは食うと人語を理解、話せるようになる物だ」
【御都合主義だね~】
さっきの奴の隣がのんびりした口調で言う
なぜお前がその言葉を知っているのか
「【【御都合主義…?」】】
当然の反応だな
幸「何でその言葉を知っている」
【なんでかな~?】
「「【【…」」】】
全員の視線が刺さる
【えっと…ね、ねえ!話せるようにしたって事はなにか用があったんだよね?】
コイツ話題逸らしやがった
幸「確かに用がある、ちょっと待て」
依頼主と理由を確認する
幸「依頼主は国王で理由はなんとなく…っておい!」
ふざけてるだろ!と叫ぼうとしたところでその下に続きがある事に気付いた
内容は
「というのは冗談で、本当の理由は渓谷の近くの村の農地が荒らされて食料不足になってるんだ。今まではまだよかったんだけど最近は被害が無視出来ないくらい拡がってるから、なるべく早く頼んだよ」
…
なんだろう…軽いけどなかなか真面目だ…国王、そんなんでいいのか?いやテンプレか…
幸「なあお前ら」
【ん~?何~?】
幸「近くの村を荒らしてるってのは本当か?」
オレが聞くと3匹の動きが止まり、目が泳ぎはじめた
分かりやす…そして事実か…
幸「ちょっとあっちでO☆HA☆NA☆SHIしようか」
【【【いや(いやだ)ぁぁぁぁ!!】】】
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