初めて訪れたショットバーで

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三十女にも、やはり、平等に、中高生時代と言うものが存在し、このように、理想を大声で発していた頃もあったのです。 夢を見ていたのです。 その理想年齢を軽く超えてしまった今、どうしようもありません。 周囲に与える微妙な空気は、自分で吸って酸欠を起こしかねないのです。 寄って、この質問or返答を求めることは三十女の前では、ご法度です。 三十女はそう理想を語っていた過去を遠い目で振り返ります。 『う~ん。二十五、六が理想かな』 こう言っていた自分を悔やみます。 若い女子方に申します。 四年制大学卒業時には、すでに22歳になっていますので、この時点で、相手の男性がいないと、アウトなのです。 同年代が溢れ返るこの大学と言う枠組から外れると言うことを今後、頭に叩き込んで頂きたいのです。 人間、縁と言うものが有ります。
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