始まり

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機嫌を損ねた私は、兄さんのところに戻った。兄さんはまだ、スーと話していた。 正直、今はスーには近づきたくない。見かけ以上に、スーは鋭いかもしれない。不用意に近づいて、女だってバレるのはごめんだ。 するとノックの後に、静かに扉が開いて、先ほどの侍女が現れた。 「王様がお待ちです。」
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