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絶賛俺に押し付けられている胸というか乳というかバストは・・・年相応しっかりとした大きさがあった。
巨乳とか爆乳とかいうのではなくて、その・・・・・・。
実に程よいサイズというか。
絶妙なボリュームというか。
柔らかそう・・・もとい柔らかいというか。
・・・・・・いかんいかん!
こんな時に俺まで慌ててたら状況は悪化するばかりだ。
今はまずクゥを落ち着かせて、次に服を着させて、そのあとにこの謎の光の正体を永淋達に聞きに行くのがベストだろう。
俺は体に縋り付いてくるクゥの体を起こさせ、引きずっていた掛け布団を肩からかけてやる。
これだけでも少しは効果があればいいんだけど・・・・・・。
「いいかクゥ、これは幽霊なんかじゃない。確かに人魂みたいな形とかしてるけど、触っても冷たくないし、幽霊とか亡霊独特の気配みたいなものは感じないから。な?」
まるで小さな子供の相手をするように優しく言葉を続ける。
何もこいつが泣き虫な訳じゃない。
俺の知る限り、能力も戦う術もない普通の女の子が、吸血鬼やその他の強力な妖怪相手に怯えたり恐怖心を持たずに話せるのはクゥ以外見た事がない。
だから幽霊絡みの話になると途端に弱気になってしまうという弱点は、ある意味では女の子らしい一面ではある。
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