出会い

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 私達は店の閉店時間まで飲んだ。いつの間にか客は私と秋江だけになっている。腕時計に目をやると、もう午前三時をまわっていた。  「あーもうこんな時間。帰らなきゃ」    秋江が赤い顔で言うと、立ち上がり、私もつられるように立ち上がる。足元がおぼつかなくて、頭がくらくらした。
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