出会い

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「ほら、行くよ」  会計を済ませ、秋江が私の肩を抱きながら、店を出る。本当に秋江って頼もしい。そう思いながら私は言う。  「秋江が男だったらよかったのに」 「女でごめんね~」  秋江が笑った。  「男だったら間違いなく惚れてた」  私が言うと、  「私、男なら間違いなく蜜夏に惚れてた」  と秋江は告げた。  「嬉しいこと言ってくれるじゃありませんか。お姉さん」
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