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「おい、準備はもう出来ているのか?」
「いつでも出来ますよ」
とあるビルの屋上で男2人が会話をしていた。
晴天のなか、彼らはジャンバーを身にまとっていた。2人とも軽く汗をかいている。
「・・・やはり、実行するのですね」
メガネをかけている三十路を越えたように見える男はとても顔色が悪かった。
「もちろんだ。スイッチ一つで実行されるのだろう?」
いかにもどこかの社長のように見える男は、笑っている。
「はい、では我々は早く避難しましょう。ヘリを待たせていますので。ですが少し歩きますよ」
社長風の男はため息をつきながらメガネの男と一緒に屋上を後にした。
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