一章 ギルドの世界

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「君、今何歳だね」 「17歳です」 「…若すぎやしないかね。君のような子供は、このギルドに入れんよ」 来ると思った! 今まで尋ねたギルドも、同じ理由で断られたことが何回もある。 だがしかし! 「このギルドに年齢制限はないと聞きました。それに、ここは実力主義ですよね」 ちゃんと下調べはしてある。 舐めんな空ガン付け門番! 「確かにそうだが…まあ、確かにそうだ」 何故二回言う? 「おい、どうする」 門番は、左側の門番に話しかける。 しかし、応答なし。 「おーい、もしもーし」 応答なし。 「……」 最終的に右側門番は、左側門番をバシンと叩いた。
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