5人が本棚に入れています
本棚に追加
「あなた達も哀れね。こんな私の前に現れて私を餌にでも…。」
獣たちはキャキャと笑う。
『ナンダ…ナンダ…オカシナ…ニンゲンダ…。」
人間ね…。
そうね…人間だったら良かったのに…。
もう叶わぬ事だ。
『キサマヲクラッテヤル…。』
一斉に少女を囲む彼らだが…。
その時…何処からか白い霧がスラリと現れそして…体から伝わる冷気
『ナンダ…ナンダ…コノレイキハ…。』
『レイキ…? 』
「ふん…やっと気づいたの?」
霧が濃くなり周りは白く包まれる。
周りの獣たちは驚きを隠さない。
「貴様らも運が悪い。餌は私ではなく」
何処となく聞こえる声
次の瞬間…。
周りの獣達の体がみるみるうちに凍りついていく。
.
最初のコメントを投稿しよう!