転入生

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「それで、俺に用ってのは転校の事か?」 まあそれ以外に用も無いよな。 「それもそうなんだけど、って危ない!」 急に腕をひかれ山田の胸元に飛び込んでしまった。 「なっ…」 次の瞬間、 ブオン! 車がヘッドライトも点けずに猛スピードで走り抜けていった。 「さ、さんきゅ」 心臓がばくついてる… 「東桜の…凄いドクドクいってる」 俺の腕を掴んでいたはずの山田の左手が… 優しく俺の背後に回された。 「良かった」 そう…ここまでは激しいスキンシップだな…とか思っていたんだ。 なのに…。
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