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お手紙を貰う二週間前、いつものように屋上で耽っていると担任がやって来た。
担任は俺をチラッと見るとタバコに火を付けた。
…気まずい。
暫くの後、担任が口を開いた。
「なあ、東桜。どうして学校が嫌いなんだ?」
…どうしてって。
特に理由なんねえな。でも…
「毎日に刺激が無い。普通過ぎる毎日が嫌なんだよ」
それが全ての始まりだった。
別に普通が嫌だなんて理由じゃないが、ただ説明をするのが面倒だった。
「そうか…。なら転校したらどうだ?」
へ?
俺はつい担任の顔をマジマジと見た。
すると担任はニヤリと意地の悪そうな表情を浮かべた―。
そして後日、今俺はピックアップの中から学園を探し回っている。
担任が持ってくるのはどこも金持ち校ばかり。
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