2097人が本棚に入れています
本棚に追加
どうしようか悩んでいると、ガヤガヤと人の音が近づいて来るのが聞こえた。
この声は…
テノールボイスの低い声。
山田 一朗だ。
顔はかっこいいのに…何故か、すっげー普通の名前。
俺?
俺は…
「あっれ~?珍しい!東桜がここにいるなんて」
「ああ…ちょっと…な」
俺は東桜 葵ヒガシザクラアオイ。
「しっかし、東桜はもっと外に出ろよな~」
そういう山田の額には光る汗が輝いていた。
「何見てんだよ?」
山田が俺と正反対のよく焼けた黒い顔を近づけてくる。
最初のコメントを投稿しよう!