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学校までは電車で30分程揺られた後、徒歩で20分程かかる
「そういえばレン?」
アイは思い出したようにレンカに向かって問いかけた
「ん~?あっ!あのケーキ屋さんのチョコケーキおいしいんだって♪今度行こ!」
道の向かいにあるケーキ屋を指差しながらアイに言うが
「どうでもいい」
冷たくあしらわれレンカは観念したように言葉を返した
「レン?あんた昨日どこいた?」
答えろと言わんばかりにアイは言葉に威圧感を乗せ言った
「え?!や…どこも…家にずっと」
「いなかったよね?」
レンカはどん底に落ちたように意気消沈し俯いた
「どこにいたのかな?」
今度は威圧感と共にドスの効いた言葉をアイは投げかけた
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