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「うぅ…」
その言葉にレンカは口ごもるがアイはお構いなしに繰り返す
「えと…昨日あった殺人現場に…テヘ♪」
口は笑っていたが目は少し涙目になっているレンカ
「カマかけて見たけど…レン!また警察の邪魔したんじゃないでしょうね!」
「し…してない…はず…かな?」
アイの威圧感に押されさらに口ごもり挙げ句には完全に俯いてしまった
「で!でもね!大神さんは任せてくれるって!」
レンカは顔をあげ満面の笑みで小さくガッツポーズをした
「大切な部分抜いたら分からないでしょうが!ちゃんと説明しろ!」
「オホン!」
咳込む声の主を見ると少しばかり機嫌の悪そうな中年のサラリーマンがこちらを見ていた
それはそうだ
電車の中で声を張り上げていればそうなるのも分かる
アイとレンカは周りの人に謝る
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