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「本人から周りには言い振らさないでくれと言われてるから誰かは言えないが一人だけ神通力を使う奴がいる」
「なんで周りに言わないんですか~?」
当然とも言える質問をサキは飯田に投げかけた
「本人曰わく注目されるのが嫌らしい。レンカも最初色々言われたろ?」
飯田はそう言うとレンカを見た
「そうかな~」
まるで気にしてないと言わんばかりのレンカに飯田は呆れて溜め息を吐いた
「まぁ…本人がいいならいいんだ…それでだ。昔は神通力者の事を神者と呼んだ。だがいつしか神者はいなくなり異常に身体能力の高い人間が生まれた、そこから神に魅入られし者と言う意味を含めレイヴンと呼ばれるようになった…てな訳だ」
飯田はそう言いお茶を一飲みした
「それで私達が呼ばれた理由はなんですか?それが話したい事じゃないでしょ?」
クリーム色の髪の長い少女が問いかけた
腰近くにまで伸びた髪の毛先を弄くりまわしている
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