二人の時間

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そこは、広い野原。 日の光が、暖かく日向ぼっこには最適な時だった。 ≪たったったっ。≫と、どこか軽い足取りで私に近ずいて来た。 「はぁ、はぁ、ここにいたんだね。アリエス。」と、 こっちに走ってきた人にそう言われて微笑んだ。 「レオ?どうしたの?そんなに息が切れるほど走ってきて。」と、 アリエスは、不思議そうな顔でこっちに向いていた。 「いや、アリエスがこっちの野原にいるってリブラが言ってたから来たんだ。・・・・隣座っていい?」と、レオは、アリエスの顔を覗きながら聞いた。 「ええ、いいわよ。」と、アリエスは、ニッコリ微笑んで言った。 「ありがとう。でも、どうしたの?野原なんかに来て、体が弱いんだからあまり無茶はするなよ。」と、レオは、心配そうに言った。
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