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「…は…初めまして。古宮和輝です…」
とりあえず初めて会った蒼麒の母親に挨拶したものの。
その高すぎるテンションに若干引きつつ…しかし、じっと見つめられて、和輝はどうしてよいか分からなくなって…。
「カワイイ~♪」
突然がばっと抱きしめられ、頭をグリグリ撫でられて…思わず固まっていると、そこに蒼麒もやって来て一緒に頭を撫で始めた。
「俺の和輝、可愛いだろ!?かーちゃんっ!!」
「すっごく可愛いわっ!!…てか、かーちゃんじゃなくて、おフランス風に呼びなさいって言ったでしょ?……和輝ちゃん、こんなバカ息子を愛してくれてありがとうございますっ!!」
2人の行動と会話に驚きつつ…和輝は、どうしても聡子に聞きたかったことを口に出してみた。
「あのっ!!……偏見とか…無いんですか?俺も蒼麒も…その……男だし……」
「何言ってるの、和輝ちゃんっ!!愛には、年齢も国境も性別も無いんですのよ!?こんなに蒼麒を愛してくれる人が現れてくれて…感謝感激アメアラレですわっ!!安心して、お嫁にいらっしゃい!!」
「その通りっ!!……だからさ、かーちゃん…そろそろ和輝を離してよ。俺がぎゅーってしたいんだから!!」
「……結婚式…いつにしましょう?善は急げ…早い方がいいわ♪」
「「「け…結婚式っ!?」」」
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