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「ゆ、悠斗様っ…………!」
「柊まで猫耳!」
俺を見るな。
ずっとGのターンでよかったわ!
Gに集まっていた視線が俺の方に向けられる。
赤面してるやつ多数。
これだからバレたくなかったんだ…………てか、猫耳生えてる異常事態はスルーか。
「ちょ、待てお前ら。どう考えても今はGについて議論すべきだろ。俺は放置しとけ」
「そう言われても……園宮より柊の方が可愛いし」
まじか、イケメンでサーセン。
「………ゆ、悠斗………」
ん?
「猫耳っ……はっ、はぁナデナデしたい可愛いっ!あの悠斗が猫耳でちっちゃくなってるギューてしたい触りたい、舐めたらどんな反応するんだろいっつも虐めてくる悠斗が………あ、鼻血が。ハアハアハアなぁ悠斗今日一緒にー…」
「爆発しろおおおおおお!!テメェの変態化が一番怖いわ!」
Gがぶっ壊れた、Mに加えて変態とかマジで逝ってこい。
俺は消しゴムを突っ込んで、顔面を蹴ってやった。
美形でこの変態っぷりとか相乗効果で気持ち悪いんだけど。
皆もガチ引きしとる。
「皆、こいつの処理よろしく」
もうこの場から逃げたい。
俺は教室に来て30分足らずで出ていった。
………ふう。
これで今日1日、サトちゃんとサボって平穏に過ごそう。
てか俺、Gをどうしたいんだろ。
無害化目指すはずが、ひっどい方向に向かってる気がする。
「待てよ悠斗おおっ!!」
とか思ったら追いかけてきたー。
最近復活早ぇぞおい。
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