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無駄に広い部屋を出て、無駄に長い廊下を歩き、無駄に豪華ry
食堂に着いた。
扉を開けて食堂に入れば、もう多くの生徒が集まっている。
一瞬の静寂。
しかしその後、さっきよりもざわめきが大きくなった。
今日も王道学園は通常運転中というわけだ。
とりあえず全スルーして手近な席に座る。
「ユーちゃんなに頼む?」
「神が作りし10秒飯」
「テラ厨二ワロス。ゼリーな了解」
サトちゃんに適当にあしらわれますた。
メニュー画面を覗き込んでみる。
どうやらゼリーとおにぎりを頼んだらしい。
それからものの数分で運ばれてきた料理……ってほどのものじゃないし、早くて当たり前か。
時間かける必要もないので、さっさと平らげる。
「さてと。んじゃサトちゃん、部屋戻ってゲームの続きす………」
二人で席をたとうとしたとき、少し離れた席に可愛い男の娘が座ってるのが目に入った。
お、あれは
「亮さんハケーン」
生徒会親衛隊長・佐木 亮様でした。
後で寄る手間省けたな。
「悪ぃサトちゃん、やっぱ俺亮さんと話してくるから先行ってて」
「了解」
このまま二人で部屋に戻るつもりだったが、予定変更して俺は亮さんの所に向かう。
サトちゃんは了解するとすぐ、食堂を出ていった。
ちょっと待ってやろうか的なツンデレ発揮はしてくれないんだな……つまらん。
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