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会 議 室 な う。
「ゆっ、悠斗様がなぜこんなところに!?」
「悠斗様!来てくださって嬉しいです!」
「ヤベェ悠斗様が間近に……!」
「どうしよう悠ry
俺モテすぎワロタ。
みんな可愛いけどすまん、俺は何も嬉しくない。
てか誰か明らかにチワワじゃなかったぞおい。
「いやー……あのさ、俺のことは空気と同じだと思ってくれていいから。ちょっと会議見に来ただけだし」
そう言ってから亮さんに近寄って、そっと耳打ちした。
「なぁ、前来たときはこんなリアクションなかったよな?」
そう、俺は以前に何度かこの会議に訪れていた、目の保養のためにな。
だって親衛隊だぜ?
この子たちが近い将来、生徒会の誰かにめとられると思うと興奮してならない。
仕方ない、男の性だ。
すると亮さんは、俺の問いに言葉を選ぶようにして答えた。
「ああ……隊長格はともかくとして、今日は隊員も少し居ますからね、良くも悪くも素直なものでして………」
なるほど。
「つまり卍解ができる隊長格は格が違うということか」
「え?なんの話……」
「すまん、何でもない」
とりあえず俺は大人しくしていればいいわけだ。
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