全力拒否。

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さてと……。 会議室を出て、1人教室に向かいながら考える。 どうやってGを無害化しよう。 あんまり反発しすぎると、余計に喚いたりして、Gを悪化させかねない。 権力とかなんかあれば少しは楽かもしれないが、あいにく俺は財閥の息子じゃない。 「ユ……ん」 不良のトップでもない。 ただの一般人。 しいていえば動けるオタク。 「ユ……ちゃん」 ……やっぱ心理戦が一番か。 Gに心理があるかは知らんけども。 「お……、ユ……ちゃん」 取り巻きいたら厄介だな。 まぁ居たら、他のフラグ建てまくって散らすか。 「おい!ユーちゃん!!」 「ふぉっ!?なんでありますか!?」 いきなりの呼び掛けに驚いて前を見たら、サトちゃんがいた。 「どうしたんだお前、何回も呼び掛けてんのにシカトしやがって」 どうやら何度も呼び掛けていたらしい。 「すまん熟考しすぎて気付かなかった」 てか変な敬語口走った気がする。 いいや、気のせいにしとこう。
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