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B…L、だっけ?
とりあえず僕を変な妄想に巻き込むのさえ止めてくれれば、オタクだけど面白い人だと思う。
再度、前に意識を戻せば、また後ろを向いている園宮君の口に、消しゴムを突っ込んでいる悠斗君。
……援護しようとした吉野君も消しゴム入れられてる。
また先生から注意がとんだ。
しかもチョーク投げまでついてきてる。
……初めてみた、チョーク投げ。
吉野君は避けてたけど、園宮君には見事に当たってた。
悠斗君は………チョーク、拳で粉砕してるし。
どんな動体視力してるの?
ドヤ顔がやけに腹立つ。
というか、どっからあれだけの消しゴムを出しているんだろう。
しかもすべて口の中に入れきるとか。
だめだ、悠斗君は謎すぎる。
考えるだけ無駄な気もするので、これ以上考えないようにした。
「はぁ……」
僕もつい、ため息をついてしまった。
面倒なことになったな。
《委員長side 終》
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