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折角太陽が、「もう朝だぜ?」と言わんがばかりに街を、日差しという名の光で照らしているに、その光を受け入れずにいる薄暗い部屋がある。
薄暗い部屋には誰かが寝ているのか、ベッドらしき物の上でモゾモゾと動いている。
「お兄ちゃんっ、もう朝だよ!」
どうやら寝ているのは、彼女の兄だそうだ。
しかし、彼は唸るだけで起きようとしない。
その後も、何度も起こそうと試みた彼女だが、それでも起きない彼に腹が立ったのか、もうっと言いながらベッドの上に立った。
「起きないお兄ちゃんが悪いんだからね」
そう言っている割には、笑顔な彼女は。
「妹の愛を受け取ってぇぇ」
と言いながら、ベッド(兄)にダイブした。
「グハッ」
「おはよう、お兄ちゃん」
起きた(?)兄に彼女は挨拶をするが、
「オエッ」
それどころではないようだ
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