【第1試合】 VSグレート・ザ・屍豪鬼(1)

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 ガゼルマンの足元には、大量のガラス片が山となって積み上げられている。 「ガゼルマンだ! 新世代超人のガゼルマンだ!」 「あのヘラクレス・ファクトリー1期生の主席卒業者、ガゼルマンだ!」  逃げまどっていた人々は、ガゼルマンの登場に胸を躍らせ、歓喜の声を上げる。 「ガゼルマンが助けに来てくれたぞ!」 「悪行超人なんか倒しちまってくれぇ! ガゼルマン!」 「ガーゼールッ! ガーゼールッ!」  いつしか周囲には、ガゼルコールが上がり、沸きに沸きだした。 「万太郎達が不在なのを見計らって現れるとは、見下げた奴だな! しかし運の無い奴だ貴様は! 正義超人軍代表、このガゼルマンが、再び悪行超人を根絶やしにしてやるぜ!」  ガゼルマンは歓声に包まれながら、グレート・ザ・屍豪鬼にドヤ顔まじりの決め顔を向ける。 「シゴシゴシゴッ! よくぞぬかした、新世代超人の鼻たれめが!」  グレート・ザ・屍豪鬼は、再び右腕を振り上げた。
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