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「それから店を出て別の店で二次会をやったよな」
「あ?何言ってんだよ、違うだろ。フラフラしながら街を歩いてケンスケん家にのり込んでゲームしたじゃねぇか」
ケンスケの記憶をユウキが全否定する。
「いや、のり込んだのはカズキの家じゃないか」
俺がそう言うと、ユウキが睨むようにこちらを見た。
「いやいやみんなでカラオケ行ったじゃん」
四人の言うことはバラバラだった。酔って居酒屋を出たところまでは一致しているが、その後どこでどうしたのかが判然としない。そして気づけばここにいる。わけがわからなかった。
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