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「おい、これからどうするよ?」
ユウキが不機嫌そうに首を鳴らして呟いた。
「うーん、出口はあのドアしかないみたいだし、誰かが鍵を開けてくれるのを待つしかないよな。いつになるかはわからないけど」
俺の言葉にユウキは顔をしかめる。
「ったく、ふざけんなよ……。何で俺がこんな目に遭わなきゃいけねえんだよ。こんなとこにきた覚えなんかねえし、意味わかんねえよ。腹も減ったし、朝っぱらからイライラする……」
だるそうに座り込むユウキを横目に、ケンスケはこんな仮説を立てた。
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