BARの手配書はふざけてるがそれをみている男達もふざけている

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「魔王討伐?」 「そう。魔王討伐。魔王ってもペンドラゴン・フェルデフェウスⅢ世」 ここは、とある魔法世界の片隅にひっそりと位置するBARだ。 そして、いまそこで商談をしている男達がいた。 照明の少ない店内の、カウンターの客席側に座っている男。 名前をゾラという。 特徴としては、右目の包帯のような黒い眼帯。 軍服のようにスラッとした服。 最後に、腰に携えた刀があげられる。 「魔王っつってもなぁ…」 ゾラは金に目がなく、賞金稼ぎを生業としている。 そんな彼のような者に仕事を紹介している、今カウンターの内側に立っているゴツい筋肉質な男はロコイという。 渋い見た目で鼻の付け根辺りに傷が入っており、手には暗い店内で儚げに光る葉巻が握られている。
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