BARにいる男達のもとに魔王の手下がやってきた

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「なぁなぁ、白いのよ」 「ロコイお前キャラ変えて頭までおかしくなったのか?ポロローしかいわないじゃないかよそいつ」 そういえばこの物体の描写ほとんどないですね。 白いです。 人型です。 チッコいです。 膝丈くらいです。 「箇条書きでナレーションすんなっ!」 「お前さん誰だ?なにしにきた?」 ロコイはくすぐるのをやめて、謎の来訪者に質問を投げかけた。 「あれ…ナレーション普通に……」 ゾラのやろーは未だに天の声に夢中。 僕のことほんとうは好きなんじゃないだろうか。 「なるわけなかったな」 「で?どうしてここにきた?」 めげないロコイ。 がんばれロコイ。 負けるなロコイ。 生き抜けロコイ。 お前ならいける、ロコイ。 ゾラにスーパージャブを!! 「しなくていい」 「なんだかんだ放置されてるっポポ」 「「!!!!!?????」」 喋りましたね。 「私はポロロッカ族のポロロって言うものですっポポ」 「しゃべった!?」 「私たちポロロッカ族はIQ79ですよ、しゃべるくらい造作もありません」 「マジか……すげぇな」 「魔王様の眷属として、手下として伝言を伝えに来たっポポ」 いきなりの話の急展開についていけない人が2人いた。 「俺とゾラしかいないがな…お前は驚かないのか?天の声」 いえ、私はストーリーのすすみ具合わかってるので。 こーやって茶々入れてるだけで幸せです。 「で……伝言は?」 またゾラのやろーはナレーションである僕を差し置いて喋りやがった。
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