プロローグ

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そんな話をしていると、無表情店員さんがカモミールティーとアップルティーを持って来た。 「失礼します」 と、無表情で言って私の前にアップルティーを置いた。 アップルティーの甘い匂いがする。 手に取り飲むと、口の中にリンゴの甘い味が広がってそれでいて後味はスッキリしていて爽やかで… とても美味しい。 私が1人でアップルティーの旨さに酔いしれていると、桜が立ち去ろうとした無表情店員さんに話しかけた。 「あ…あのお名前なんていうんですか?」 勇気あるねぇ桜、私はアップルティーを飲みながらそう思った。私はいつでもマイペース、マイペース(笑) 無表情店員は桜の顔を見てため息をついた。 「お客様に言う義理はありません」
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