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「助け…て……ユウキ…」
暗い暗い闇のなか
君は僕に助けを求める。
君とソイツだけを照らす白銀の光…
僕はソコに踏みいる事は出来ない。
君の頬を濡らすモノ。
それが、僕の頬を伝う
君は僕の生きがいで…
なのに、君を助けられない。
僕は、傍観者。
助けたい。助けたい。
早くソイツを殺さないと…
ソイツは君の首筋に右手で触れる。
瞬間、白銀の光に照される風景が
深紅に染まった。
…何度目になるだろう
君の死を見るのは……
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