わかった、じゃあまずは俺がお前を殴るから

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さて……… これで終わらせるつもりだったけど気が変わった。 さぁさぁ皆様ご一緒に!唱えますは魔法の言葉、ゴミを立たせる呪いの言葉! 「やったか?w」 「まだだ!」 もくもくと立ち上る煙の中からひじきカムバック。 後ろで意識不明な他の生徒はクッションにされたんですね分かります。 「うおおおおおおお!」 「ストームブリンガー。」 嵐の魔剣を飛ばす。 「その技は見切っ「加速」 すぱりとひじきの左腕が切り飛ばされる。 「あ、あ……うわぁぁぁぁぁ!?」 「おっと危ない危ない。」 防死結界壊れたままだったじゃん、危うくひじきが再起不能になるところだった。 「キック」 「うべら!」 「やったか」 「腕がなくても!」 「足すぱーん」 「ぎゃぁぁぁ!」 「やったか」 「まだ、立てる!」 「先が詰まってるんで終わりにしよっか」 顔をつかんでー 「ゴォォォォッドォ!」 「あ、あ、熱いいいい!」 「フィンガァァァァァァァァァァァァァァッッッ!!!!」 ばぁくはつ!! 「ヒートエンド!!」 ひじきは焼きひじきになった! 首から上が消し飛んだひじきを後ろに、俺は渾身のドヤ顔とガッツポーズをキメたのだった。 試合は終わりだが……処刑は終わってないぜ。 あとアフターケアもな。 救護室 そこに聖教国のアシスタント達がひじきを運び込んでいた。 「早く聖勇者様を運べ!」 「意識が戻らない、気つけの水を!」 「ごっ」 「聖勇者様!目覚められ」 「おごぼぼべぶびぶべぼべべべ」 「な、なんっ」 ごぼり、と ひじきの涙腺耳口鼻コカーン菊の門毛穴その他諸々から乳白色の粘着質な何かが溢れ出してきたのだ。 「と、止めろぉぉぉ!」 「うわぁ!触ると呑まれるぞ!」 「う、腕が抜けない!」 「「うわぁぁぁぁぁ!!!」」 その数分後、救護室は乳白色の物質に完全に埋め尽くされたのだった。
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