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嵐舞
自室に戻った僕はなにをするでなくぼーっと天井を見ていた。
陣を初めて成功させたのはいいが、果たして僕はマルイ君達に勝てるのだろうか。
あれ、マルオ君だっけ。
当日までに少しでも強くなっておきたい、でもどうしようか。
ここで僕はあることを思い出した。
ユートには怒られそうだったから黙ってたけど、実は昨日陰陽魔導の巻物に水をこぼしちゃったんだ。
その時に後半の空白の部分がびしょ濡れになったのだが……そこに文字が浮き出していたのだ。
あれは多分陣の説明だったと思う。
どうせだしユートには内緒で覚えて当日ユートを驚かせよう。
えーっと、確か陣の名前は……
七波陣【柄杓津波】。
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