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つき…つ…
つき…
『私は月姫じゃない!!』
「何言ってんだよ…
お前姫って柄じゃねぇくせに…」
『あ…陽太…』
顔を上げると如月陽太【キサラギヨウタ】が呆れ顔でいた。
「大丈夫かぁ?
お前、魘されてたぞ?」
……夢…だったんだ…
『…私…何か言ってた?』
「そうだな…苦しいとか待ってとか…貴方は誰とか…」
『そっか…』
はぁ…やっぱり夢を見てたんだ…
「大丈夫か…?」
『うん…帰ろうか?』
「そうだな!
ちょっと正門で待っててくれ!すぐ行くからよ~」
『うん、分かった。』
陽太はニカッと笑って教室から出て行った。
今日の夢…やけに生々しかったなぁ…
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