いち

4/50
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/68ページ
なんにもないのに涙がでるよ。 なんにもないから涙がでるよ。 予定を繰り上げてこのせまい部屋の生活に帰ってきたよ。 典型的なこの国のお盆休みが何で尖りすぎの健康サンダルみたいなのか。 僕だってこの国に生まれてこの国で育ったのに。 なんて言うつもりはないよだって地球上どこに行こうが誰かが会話するかぎり僕には健康サンダルなわけで。 透けて見えるモノを透けて見えなく出来ない僕は君に聞きました。 もともと親も実家も家族もないのってどんな感じ? もともと親も実家も家族もあるのがどんな感じかわからない感じよ。 わからないモノは欲しがれない君と。 わかった上で欲しがれない僕と。 これからどうしていくの?なんてただ一緒にいるだけなのだけど。 一緒にいたいだけの命なんだから僕は君を抱き締めておもいっきり頭突きしたい。 頭突きして頭突きして頭蓋骨が砕けても頭突きして二人の脳がぐたぐちゃな1つのぐたぐちゃな何かになるまで。 言葉とか生活とか思考とか源泉徴収とか未来エネルギー宇宙起動エレベーターとか。 邪魔なモノが全部なくなったその跡をもし空中から見れるとしたらきっとそれは素直に純粋な形のモノだよ。 きっとそれは素晴らしく美しい何かの跡だよ。 。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!