45人が本棚に入れています
本棚に追加
一年前―…
体育館裏―…
僕の名前は山田陸斗(やまだ・りくと)
突然だけど、ピンチです
鹿島
「おい、こら、えろうふてぇ、財布もってんじゃん」
馬場
「ちょっと僕~ビビらないでよね?ちょっと私達の懐を暖めて欲しいの、きゃは~♪」
状況を解説しよう、入学式に遅れて来た僕は体育館裏で不良(上級生と思われる)にからまれてしまった
財布の中身は全寮生のこの幻想学園の凡そ、1ヶ月ぶんの生活費だ
おい、それと渡せる訳もなく不良(鹿島)が軽いジャブを放った
ゲホゥ、僕は鋭い痛みを感じた
鹿島先輩はにやにやしながら
鹿島
「どうだ、俺様の【ポイズン・パンチ】は?」
馬場
「出たわ、鹿島クンの必殺技、幾人の新入生をケチョンケチョンにした黄金の右腕!!」
馬場先輩はきゃっきゃして言った、カマッテルなぁ。
鹿島先輩に頭を掴まれ、タコ殴りにされ、僕の意識が飛びそうになったその時だった
?
「また下級生いじめか?鹿島君に馬場君?」
鹿島
「やべぇ、生徒会の執行部の紅だ!!」
紅と呼ばれた女子生徒は背中から長刀をとりだし(本物の日本刀)を構えた
【飛燕烈風斬り!!】
それが僕と紅先輩の最初の出会いだった
最初のコメントを投稿しよう!