70人が本棚に入れています
本棚に追加
「や、やっぱり....帰らなきゃ、ダメ、ですか?」
「駄目というか......あの、えっと....あんたドジにも程があんのよ....!だいたい...朝鏡でチェックとかしないの!?」
香梨乃は言葉をつまらせた。
「鏡.....好きじゃないです...」
どういうこと!?とでもいわんばかりに目を見開き、次の言葉をヒナは待つ。
「あの.....わたし....」
少女のか細い声は回りのノイズに掻き消される。
「自分の....見た目が....嫌いで....っ....鏡みれなくて....っ」
うん、うん、と相づちをうちながら聞くしかないヒナ。
香梨乃は胸に両手を重ねながら言った。
「でも、あなたに出会った。」
「!?」
「....あはは...ちょっと、恥ずかしいです...恥ずかしいですけど、ヒナ様は、わたしの憧れなのです。」
「あこ....がれ?」
「はい...っ。」
そう言うと、彼女は以前も見せた、天使の様な微笑みでヒナを包んだ。
「あたしが、憧れなんて....でも、それと今日のこれは関係ないじゃない」
そういうと彼女は何を思ったのか目を伏せてしまった。
沈黙の末、口を開いたのは香梨乃のほうだった。
「ひとりで....してるから...です」
戸惑ったヒナは、頭上に”?”を浮かべていた。
「ヒナ様のようなお胸になりたくって....ヒナ様のようなおとなのじょせいになりなくって....さいとで調べたりして.....そこにのっていた.......ぉ......ぉ●にーという行為を....」
かあぁぁっと赤くなるヒナをよそに、
「あれは最高なのです。ぺっちゃんこだった香梨乃のお胸さんも、おっきくなったのです。」
と柄にも合わないトークを炸裂している。
「あんた...もう、よしなさいな.....」
ヒナは限界であった。清楚で可憐イメージ(勝手な)が崩壊寸前、いや、崩壊したからである。
「ヒナ様ぁ?かりの、ヒナ様の.....ひとりえ●ち、見てみたいです....」
「.....」
「甘いニオイが漂って、かりの、悶えちゃいそうなのです」
「ひとりえっちとか……あたし、したこと無いんだけど………」
「……かりのが手伝ってあげます…だから、その……ヒナ様の……お胸をもみもみしたいのです」
恥じらいながらも香梨乃は続けた。
「ヒナ様の爆乳の秘密を知りたいのです」
最初のコメントを投稿しよう!