早起きはちょっとお得。

4/6
前へ
/13ページ
次へ
「あのぅ...園咲と申します...わ、わわわたくしっ...園咲、香、梨、乃といいまして」 「え」 「かりの、って呼んでほしいのです」 「1組だったんだぁ~!朝はありがとね」 「あっ、いえ...その、な、仲良くして頂けると嬉しいです」 「もちろんだよ。」 その途端、彼女の瞳には涙が溢れだした。 「ごっ...ごめん!あたしがなんかしちゃったかな!?」 少女は溢れる滴を拭いながら 「生きてて良かったのです」 と満面の微笑みで言った。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加