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「あのぅ...園咲と申します...わ、わわわたくしっ...園咲、香、梨、乃といいまして」
「え」
「かりの、って呼んでほしいのです」
「1組だったんだぁ~!朝はありがとね」
「あっ、いえ...その、な、仲良くして頂けると嬉しいです」
「もちろんだよ。」
その途端、彼女の瞳には涙が溢れだした。
「ごっ...ごめん!あたしがなんかしちゃったかな!?」
少女は溢れる滴を拭いながら
「生きてて良かったのです」
と満面の微笑みで言った。
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