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私は柚木 こころ。
普通の短大生一年生。
そう、あのときまでは・・・
今でも覚えてる、と言うか忘れられようがない。
19才の春。
友達の家で、飲み会をしていたとき、一人が叫んだ。
「きゃ!!」
何事??
そこにいたメンバーが事情を聞くと、その子は泣いて怯えながら訴えた。
「そこの襖が勝手に開いて閉まった!!」
指をさした方向の襖は、キッチンへ行く扉。別に特段に変わった所はない。
はぁ…そんなことあるわけ無いじゃん。
私は信じなかったし、メンバーの中には面白半分で色々聞いてた人もいた。
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