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「……あれ?ゆう、大変!!私達名前ないよ!!っていうか、一年の掲示板ない!?」
凛花は掲示板をきょろきょろと見渡すと慌てたように私に向かって言ってきた。
「凛……。一年は入学前にクラス分けのプリント郵送されてたでしょ」
名前が無いのは当たり前。
掲示板なんか見ずにそのまま教室へ向かえば良かったのだが。
「……あ!忘れてた……」
本気で忘れていたのだろう。
少しばつが悪そうに再び私の手を引いて人の群れから出て行った。
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