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神様小隊!
人類は、人類だけの幸せを望みながら、自然を無慈悲に喰らいつぶし、言い訳をつけて地球を滅亡に追い込んでゆく。
周りのことなんてなにも考えずに、ただ自らのいいように。
地球の神様は後悔した。なぜ私はこんな哀れな生き物を生み出してしまったのか。
人間は非力で、デリケートなだけの存在であった。神様は彼らに知性を与えた。するとどうだろう。見事に事実上最強の生物になってしまった。
神様としては、自分で作ったこの地球に芽生えた生き物たちを無惨に殺すようなことはどんな卑劣な生き物でもしたくなかった。
そこで、いい考えを思いついたのだった。
地球に残った「幽霊」達を利用して、人間に「生きる幸せ」だとか「自然のありがたみ」だとかを教えてあげよう。と。
神様の感覚としては、幽霊は地球的にもいたら面倒くさい存在なのだ。
神様は、幽霊に「人助け妖精」に変えるべく100分の1スケールの体を与えた。
各地に15人~100人編成の小隊を作り、それぞれ人助けさせたのだ。
これが、神様小隊である。
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