タイムスリップ!?

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だがしかし… 「むっ!?」 袋を開けようともなかなか開かない。 開け方がわからない。 銀色の線が、袋を開けまいと張り付いたようになっている。 「困ったな…」 これじゃあ、この娘のことを調べられない。 ますますこの娘が怪しく感じる。 その時だった。 「んっ…」 娘が気がついたようだった。 このまま気がつかれては私のしようとした事がばれてしまう。 私は彼女の方へ近づき、声をかけた。 「大丈夫ですか?しっかりしてください!」 「うっ……う……ん……」 声に反応しているから、彼女の身は安全なのだろう。 私は彼女の顔を覗き込んだ。 「どこかケガは無いかい?」 「え!?あっ……すいません!」 今の状態を察したのか、急に起き上がった。 「あっ、そんなに急に起き上がって大丈夫かい?」 「だっ大丈夫です!!」 そう言って彼女は顔を真っ赤にしていた。 人気のない所で倒れていたが故、風邪でも引いてしまったのだろうか。
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